常温ヨガは多店舗化できない?
FC(フランチャイズ)について
2022.02.16
前回の続きです。
常温ヨガを多店舗展開しづらい理由。
理由は一つでは無くいくつかあると思いますが、代表的に理由と思われるものを3つ書き出してみます。
①ハード面で差別化しにくい。
ヨガに必要な道具って、特にないんですよね。ヨガマット…ぐらい。
もちろんプロップスと言われるヨガの道具的なものもいくつかありますが、それらが無くてもいわゆる通常のヨガは問題無くできます。
よくパーク(公園)ヨガとか海岸ヨガとか外でやるイベント等もありますし。気軽に色々な場所でやることができる素晴らしさである反面、多店舗化という視点でみるとデメリットとなる側面もあります。
要は、「わざわざヨガスタジオに行かなくてもヨガはどこでもできるでしょ?」ということです。と、なると何で差別化するかというのはしっかりと考えないといけません。
「わざわざ常温ヨガスタジオ(YARD)に通ってもらう理由」を作らなくてはいけないということですね。
ホットヨガはホット環境といういわゆるハード面で差別化されている為、横展開しやすくそれが多店舗展開するに当たっては大きな強みとなっている様に思います。
②属人的な要素が多すぎる。
これはどの世界でもそうですが人が人にサービスをする仕事の場合、その担当者、先生、インストラクターによって提供するサービスの品質が大きく異なります。
また長年の研鑽による知識はもちろん経験や人からくる空気感等も大きく影響します。そしてそれらは言語化やフォーマット化しづらい…というよりもできない物も多く横展開していくにはこの部分がボトルネックとなります。
③ニッチなビジネスである。
日本のフィットネス参加人口は昔から3%〜4%あたりと言われています。
その中でヨガ市場となると更に小さく、常温ヨガのみで…となると更に更に小さくなるということですね。いわゆるニッチな市場です。
事業展開をする上で市場規模の大きなところを狙っていくというセオリーがあるので大企業が新規事業で参画というのはあまりない業態なのだと思います。
個人でヨガを教えていたインストラクターの方がオーナーとなりヨガスタジオを開き、人気が出て2店舗目、多くて3店舗程のスタジオ展開をする。
というパターンが一番しっくりくるのが常温ヨガなのかもしれません。
FCには不向きなのか…
さて、ここまで3つほど、記載してみました。
これを読む限り、「じゃあ、フランチャイズには向いてないよね。」と思われるかと思いますが逆にいうと、
これらをクリアできる体制を作れればフランチャイズ展開は可能ということですよね。
しかも、新規参入も多くない。
つまり、常温ヨガのカテゴリーでNo1になれる可能性がYARDには十分にあるということです。
「では、どうやって…」という部分ですが、この詳細は実際にFC加盟希望者の方々にお話ししていければと思います。