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良い社長と人材育成について

2024.10.29

YARDの古谷篤典(ふるたにあつのり)です。

10月下旬になりました。

暑かったり寒かったり

ちなみに今日はめちゃくちゃ寒かったです。

衣替えっていつすれば良いんでしょうね。

 

今は夜21:00

本部スタッフはとっくに帰宅しておりましてオフィスには誰もいません…. 。

私も早く帰れば良いのですがお腹もそんなに空いていないのでブログを更新しております。

人がいない空間って寒いですね。

人って物理的にも温かい生き物なんだなと改めて感じております。笑

 

人材育成部門の立ち上げ

今期新しく人材育成の部門を立ち上げました。

字のごとく「人」を育成する部門です。

我々の事業は「常温環境下でヨガ、ピラティスを行う専門スタジオの運営」です。

事業ドメインで言うとフィットネス関連事業という言い回しになるのかもしれませんが

「常温環境下でのヨガ、ピラティス専門スタジオ」というワードに拘って事業運営を行っています。

以前もブログに書いたことがありますが

属人的要素が強い「常温環境下でのヨガ事業」と言うのは横展開をしていく難易度が高いと言われることが多いです。

今は私たちの業界でもオンラインやVTRレッスン等

ITや非対面のサービスが積極的に導入されております。

もちろんYARDでも

HP、各種SNS、その他ITを活用しての管理やサービス提供を行なっていないわけでは無いのですが

「人」を介してサービスを提供する部分を磨く事に時間もお金も投資しております。

なぜ今、人件費の高騰により

「人を減らして経営する」スタイルが望まれる中

「人を増やして成長に投資する」スタイルにしているのか

つらつらと想いを書かせていただきます。

 

怒らない社長は良い社長なのか?

私は2010年に会社員から独立して個人事業主になりました。

そして2011年に初めての会社を創業しました。

そこから換算すると社長歴はもうかれこれ13年?14年になります。

人を雇用し

人と向き合うことが求められるので

社長という肩書きになってからはずーっと

「良い社長とはなんだ?」

を考えてきました。

 

よく言われる良い社長の特徴として

事業を成長させる

結果、雇用をたくさん生む

というものがありますが

それらは良い社長というよりは私の中では優秀な社長という感じですかね。

 

みなさんが思う良い社長とはなんですか?

給料をたくさんくれて

休みをたくさんくれて

やりがいのある環境と仕事を提供してくれる人

モチベーションを上げてくれる人

困った時に頼りになる人

みたいな感じでしょうか?

 

例えばそんなあなたの考えや望みを全て叶えてくれている社長が

目の前にいるとして

その人が急に

「おい!もっとちゃんとやれ!」

「お前!仕事舐めんなよ!」

とあなたに言ってきたらその時点で

良い社長ではなくなりますか?

 

他が満たされていても怒った時点で全てチャラとなるなら

「怒らない」を良い社長の条件に付け加えないといけないですね。

 

実際に怒らない社長=良い社長という世間の声も大変多いそうです。

 

怒るや叱るとういう行動を一つとっても

「怒り方さえちゃんとしてくれれば…」

「愛がある怒り方なら…」

「怒るときに大きな声じゃなければ…」

「怒る時点でアウトです。」

いろんな意見がありますね。

 

難しい時代です。

私が野球部だった時代はケツバットというものがありましたが

今、それをやるとケツを叩くのとは比較にならないぐらい

ネットで叩かれます。

 

ちなみに私は今はほとんど仕事中に怒ることはありません。

「キレたら負け」が座右の銘の様になっているので

多分、スタッフで私に怒られた事ある人はほとんどいないと思います。

 

私の場合は

怒るというよりも注意ですね。

怒鳴られた人は絶対いないと思います。

ちなみに「今は」です。

昔は生きるのにもっと必死だったのと若かったので

怒ってましたね。

関西弁でワーっと怒ってました。

 

当時のスタッフのみなさん

その節はごめんなさい。

 

「古谷さんって優しい社長さんですね。」なんてよく言われたりしますが

それが良いかどうかはわからないわけです。

 

怒らないから緩い組織になってしまっていたり

果てはお客様に迷惑をかける何かにつながっているかもしれない。

そう思うと正しく怒るというのは必要な行動だと思うのですが

怒り方は難しいですね。

相手がどう受け取るかなんで。

 

愛情たっぷりで怒っても

それ、パワハラです。

なんていう事になる可能性だってあるわけですから。

 

大きく話が逸れ始めましたが

そんな事をグダグダと色々考えるわけです。

結果

「良い社長とは?」に正解なんてあるのか…という感じに戻ってきてループします。

 

このブログを読んでくださっている方でも

部下や後輩との接し方に悩まれたことがある方は多いのではないでしょうか。

ちなみに私は悩んでいるというよりは常に接し方について考えているといった感じです。

 

だからこそ伝える努力をしてみよう

そんなこんなを考えていて思ったんですよ。

人にこだわって経営するなら

人の可能性をできる限り伸ばせる環境にしなければいけない。

怒ることがNGとされる時代なのなら

「できる限り怒る必要の無い環境を作れたらいいのでは。」

と…。

 

怒るのは相手の行動や考えを正したいからだなと。

自分が思っている事と違うアクションをする人に対して腹を立てたりするわけですから

なるべくそのようなことが起きないようにするべきではと。

 

じゃあ、何をするのかとなると

「認識の相違をなくす努力をする。」

ことが必要かなと。

 

具体的には「話すと聞く。」

会社としては

代表者の私が伝える、話す、声を聞くそういった機会を今よりもっと増やす必要があるということですね。

怒るのではなく伝えることで正していく方法はどうでしょうか。

 

そのために

人材を育成する事にもっと真剣に向き合ってみようとなり

冒頭で記載した様に新たに

人材育成の部門を立ち上げ「人」に投資する環境を強化する事にしました。

 

人材育成なんて経営者のエゴだ!

という言葉も耳にしたことがありますが

エゴでもちょっと真剣にやってみたいなと思ったわけです。

 

私は長年、現場でレッスンやトレーニング指導を行っていました。

でも、今は経営の仕事をしているわけで

実際にお客様にサービスをしてもらうのは現場のスタッフたちなわけです。

でも、でもこんな店を作りたいはいまだに強烈にあるわけです。

 

手前味噌ですがうちのスタッフに悪いスタッフなんていない。

なんせ厳選して入社してもらっているので。

 

もし何か足りていないのだとしたら

こちら側がYARDのスタッフとして必要な何かを伝えきれていないのだと思います。

育成というと大袈裟かもしれませんが

しっかりと現場の皆に「YARDとは?」を伝える努力をもっともっとしていきますという話です。

 

そんな綺麗事っぽい取り組みで今より良い組織ができるのか?という声も聞こえてきそうですが

綺麗事が日々体現されたらそれは素晴らしいことですよね!

 

もちろん言うべき場面では

しっかりと伝えなければ伸びるものも伸びないという考え方ではあるので

怒るとは別でできていないものをしっかりと伝える努力は私を含め、部下や後輩がいるスタッフがしていかなければいけないのは当然のことであります。

 

良い社長とは?に明確な答えはないかもしれませんが

これまで以上に

「YARDのスタッフさんって素晴らしいですね!」という声をたくさんいただけたら

良い社長という事にしておいてください。

 

良い社長を目指して人の可能性を伸ばせる環境づくりに励みます!

会員の皆様、愛のある叱咤激励をよろしくお願い申し上げます。

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